レアチーズケーキの下
家の冷蔵庫には食後のおデザが必ずある。
甘いものが好きだから。
今日はチーズケーキが入っていた。
ここらではちょびっと有名なケーキ屋さんの、らしい。
食べてみた。
まあ美味い。
あれ、これは。レアチーズケーキなのではなかろうか。
そうだ、これはレアだ。ちょっぴり甘酸っぱいし。
それになにより、首が座ってない。ちょっとでも突けばすぐ倒れそうなほど不安定。
レアすぎる。
それはさておき。本題なのだが。
僕はこの、レアチーズケーキの下のクッキー生地が嫌いだ。
クッキーそのものは好きだし、このような食感は単品で行けば大好き。
そう。レアチーズケーキの下にあるから嫌いなのだ。
せっかくのレアの舌触りを台無しにしている。
あの口の中に入れた瞬間溶けるような、そんな中溶けずに居続けるやつが憎い。
挙げ句の果には噛めよなんぞと言ってくるわけで。
それがいいんじゃん!
なんていう人も居るであろうし。それこそ、首の座っていないレアチーズケーキを優しく包んでくれていてサポートしてくれている手のような存在なのであろうことは分かっている。
皿でいいのだよ。
そのような商品も現にあるのだ。
それはもう凄まじく私の願いを叶えてくれる商品だってあるのだ。
後は嫁の理解だけなのだ。